オーストラリアで「千年に一度」の干ばつ
2006/12/21
今、真夏のオーストラリアでは1000年に一度と言われる
干ばつに見舞われ、小麦の価格が高騰している。
日本はオーストラリア産の小麦を大量に輸入していて、影響が心配されている。
ニューサウスウェールズ州内陸部の地域では、今年の降雨量が
例年の5分の1にも満たないという干ばつで、
農業や畜産業などに大きな影響が出てきている。
牛のエサにしている牧草が枯れてしまい、このまま干ばつが続けば、
牧草の代わりに一日当たり4トンに上る牛のエサを買ってこなければならない
という状況にある牧畜業。
オーストラリアが世界第2位の輸出量を誇る小麦も、干ばつで大きな被害を受けている。
「今年の小麦収穫量は前年の50%から60%減です」(州農家協会 ローリー会長)
このような状況にオーストラリアのハワード首相は、
被害を受けた農家に対し、日本円でおよそ800億円を支援すると約束した。
しかし、今のところ干ばつに打つ手は何もなく、
被害を受けた地域では農業を辞めて出稼ぎに行く人や、
経済的に行き詰って自殺する人も増えていると言う。
今回の干ばつで小麦の国際価格が急騰、
日本は小麦の総輸入量のおよそ2割に当たる110万7000トンを
オーストラリアから輸入していて、影響は避けられそうにない。
知っている人と知らない人では10万円以上違う!賢いお金の持ち込み方 〜オーストラリアで留学・ ワーキングホリデーする人達へ〜
車の超人が教える・絶対失敗しない車の買い方・26の裏技と超裏技
コメント