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2009.07.04

絶滅の危機にあるディンゴ

オーストラリア・ビクトリア(Victoria)州メルボルン(Melbourne)郊外Toolern Valeにある、
オーストラリア固有の野生動物ディンゴの保護施設では、

絶滅の危機にあるディンゴを守り、ディンゴに対する誤解を解くことを目的として、
国外の動物園に向けたディンゴの輸送を始めている。


かつては、牧場で家畜を襲うとして嫌われていた
野生動物ディンゴだが、現在はその姿を見ることは
動物園以外ではほとんどない。


ディンゴの純血種は、野生犬との混血が進んだことや人間が生息地に
侵入したことなどから、その姿を消しつつある。


一般の観光客が、訪れるアウトバックといえば
エアーズロック周辺だろう。


この辺りには、確かに一匹狼のように
みすぼらしい姿で、うろつくディンゴを見ることができる。


しかし、いまや世界的な観光地となったウルルでは、
野生動物は寄り付かない地区になっているようだ。


ただ中には人間慣れしたディンゴもいるようで、
かしこく餌をもらっているものもいる。

保護施設「ディンゴ・ディスカバリー・リサーチ・センター
(Dingo Discovery and Research Centre)」を運営する
リン・ワトソン(Lyn Watson)さんは、20年以上にわたってディンゴの保護活動をしている。

保護施設には、5000年ほど前にアジアからオーストラリアに到着した
最初のディンゴ直系の子孫であることが遺伝子検査で確認された30匹のディンゴがいる。

ディンゴがオーストラリア各地で絶滅の危機にあると正式に認められたことにより、ディンゴを獲得しようと国外の動物園からの引き合いが急増しているという。

参考および引用
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2616834/4321349









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