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2004.09.20

羽田で待つタクシー

羽田空港ばかり行っているタクシー運転手さんと話をした。
もちろん羽田100%ではないのだが、メインは羽田での客待ちだそうだ。

羽田へ入れるタクシーはナンバーの末尾の数字が奇数か偶数かで制限されている。そのため毎日入れるというわけではないのだ。しかしその運転手さんは会社に行って出来るだけ羽田に入ることが出来る車両を配車してもらっている。つまりナンバーの奇数偶数をあわせるわけだ。

羽田に一度入ると途中で抜け出すことはできない。お客さんが乗るまでには2〜3時間待つのが普通である。タクシー会社によっては羽田に行くことはサボりと判断され、禁止されているところもある。

羽田から乗る人は都内を流していて乗ってくるお客さんよりは長距離であろう。しかし必ずしもそうとは限らない。2000円くらいしか出ないときもある。逆に2万円いくときもある。まさにギャンブルなのだ。

羽田を専門にやると1日の営業回数、つまりお客さんを乗せて走るのがたったの3回なんてこともある。でも当たれば大きい。それがあるからやめられないという。待ち時間に新聞紙を広げて、正面のウィンドウを覆う。全日空の食堂で安いメシを食う。部外者でも利用は可能で少し多く(100円未満)払うだけでいい。待っている時間は個人タクシーになるための勉強をする。

明日の出番。その運転手さんは朝から羽田を目指すという。朝日の中に光り輝く海の向こうの羽田には、今日も大きな獲物がいるんだって、、、。

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