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2009.08.01

3輪車世界選手権 スペアマシン投入

というわけで、

1時間半ちょっと走ったところで致命的なダメージを受けてしまった
インシデンツのスーパートライク号。

富士スピードウェイ・カートコースは、1周約500m。
3輪車世界選手権にふさわしい、素晴らしいサーキットである。

しかし、雨と風、照りつける太陽光線。
大人がまじめに走行する三輪車は、あちこちでマシントラブル発生!

ついに我がチーム・インシデンツも修理不能に陥ってしまった・・・。

というのが、前回のあらすじ。


んで

我々は、このまま引き下がるような軟弱者の集まりではないぞ!
ということで、町へおりてスペアマシンを買ってくることになった。

おばあさんは川へ洗濯へ
ヨコチンとJ-KINGは、町へ買出しへ行きました。

めでたし、めでたし、、

じゃないよ。

まずは、コンビニで聞き込み調査。

この辺で三輪車を売っているところはありませんか?

は、さ、三輪車?

はい、三輪車です、はい。

246を真っ直ぐ、20分くらい行くと、トイザらすがありますよ。

とのことだ。

たしかにトイザらすだったら、3輪車はたくさん売ってそうだ。

田舎の人の、車でちょっと行ったところ、

ほど、アバウトな尺度はない。
これは全国共通だろうな。

車でぐんぐん246を下っていくのだが、まったくトイザらすは見当たらない。
町をいくつも過ぎ、雨が降り、そしてまた晴れ間が出たりして、
まだかな、まだかなー、と走り続けること数十分。

やっとトイザらすを見つけた。

まっすぐに、三輪車売り場へ直行。

これはハンドルが近すぎる。
あれはサドルが小さすぎる。

とかなんとかいいながら、おじさんは、真剣に三輪車を選ぶのだった。
周りの目など一切気にせず、一心不乱にマシンを探す。

けどあまり大きいのは、なかったのね。


3輪車世界選手権Toysrus3rinsya


三輪車をレンタカーに積み込み、富士スピードウェイに引き返す。

カートコースのインシデンツのピットでは、待っているはずの留守番部隊が
完全に干上がっており、直射日光の下で横たわったまま、
日焼けで真っ赤になった肌で、ほぼ全滅状態。

誰一人として動く気配がない!

おい、おい、皆、どうした!
新しいマシンを調達してきたぜ!

なんとか奮起して動き出したインシデンツのメンバー。

ところがまたもやマシンはフロント部分が大破してしまい、
すぐにピットインしてきた。

修理もうまくなってきたが、パーツ自体が変形してしまっては
打つ手がない。

あとは、ごまかしながらの苦しい走行。

頼みの綱は、最年少Y君。
小さい体ながら、快調なリズムでペダルを漕いでくれる。
今回のインシデンツのヒーローだ。

いよいよゴールの時がやってきた。
すでに、フロントタイヤは、外れてしまい、持ち上げながらの
なんちゃって3輪車走行。

最後のストレートでは、どうしようもなく、頓挫していたが、
見るに見かねえた、他のチームの人たちが、Y君と三輪車を
ガバっと持ち上げつつ、ゴールラインまで運んでくれた。

感動のゴール、とはいかなかったけど、

くだらないことだけど、皆でがんばった気分で
やり遂げた度120%の爽やか富士の風。

軽く降っってきた雨で、サーキットの向こうには
綺麗な虹が見えていた。

皆のゴールは、あの虹のように綺麗で美しいシーンだった。

おしまい。

教訓:三輪車GPでは、必ず予備マシンを用意しろよ。


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