« 6月からの高速道路料金は | トップページ | SEROW 25周年記念イベント SEROW Natural Holiday »

2010.05.20

共犯マジック 北森 鴻  徳間文庫

人の不幸だけを予言するという謎の占い書

「フォーチュン・ブック」

60年代後期、アメリカのヒッピー達の間で爆発的に
流行したその本は日本に上陸、ベストセラーになった。

しかし、その予言の的中を恐れて自殺する若者が相次ぎ
書店組合は、フォーチュン・ブックの販売を自粛。

書店から姿を消していった。

しかし、地方書店には、在庫が残っており、そのまま販売している店もあった。

松本市のとある書店では、ひとりの若い店員が、倉庫から6冊の
フォーチュン・ブックを見つけ、客の求めに応じて密かに売り
保管しておいた1冊を自ら所有物とした。

そのことが、後に彼らの人生に大きな不幸を引き起こすかもしれずに、、、。


プロローグに続く7つのエピソードが、それぞれ短編のサスペンスとなっている。

著者はもともと短編サスペンスを得意とする作家らしいが、
そんなことは、全く知らないので、何の先入観も無しに読み進めた。

いつくかの事件が、大きなひとつの結びつきとなって
あるミステリー作品として成り立っていく。

それはまるで、マジックか、立体パズルを組み上げていくような感じだ。

攻殻機動隊のS,A,C, スタンド・アローン・コンプレックス
笑い男事件みたいだ。


本を読みながら、頭の中では、すっかり作者のマジックに
はまってしまう。

いくつかのストーリーを読み終わると、あの事件とあの男性が、
そしてこの事件とこの女性が、、と紐づいていく。


昭和の大事件、帝銀事件、三億円事件、グリコ森永事件が
フォーチュン・ブックを手に取った人間達を、複雑に時間をかけて
つなげていく。

実際の事件と、ミステリー、複数の登場人物がたどる数奇な運命を
巧みに組み上げたミステリーが、いやマジックがある。


共犯マジック・・・著者情報 北森鴻(キタモリコウ)
人の不幸のみを予言する謎の占い書「フォーチュンブック」。
偶然入手した七人の男女は、運命の黒い糸に絡めとられたかのように、
それぞれの犯罪に手を染める。

錯綜する物語は、やがて驚愕の最終話へ。
連作ミステリーの到達点を示す傑作長篇。


オヤジ日記ブログランキング

ラジコンブログランキング

人気映画・TVBLOG



かんたん相互リンクで手軽にSEOしよっ♪






かんたん相互リンク


レビューポータル「MONO-PORTAL」

|

« 6月からの高速道路料金は | トップページ | SEROW 25周年記念イベント SEROW Natural Holiday »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 共犯マジック 北森 鴻  徳間文庫:

« 6月からの高速道路料金は | トップページ | SEROW 25周年記念イベント SEROW Natural Holiday »