チェブラーシカ DVD ロシアの理不尽
1969年から83年にかけて全四話の短編が公開されて以降、
ロシアでは知らぬ者がいない、絶大な人気を誇る国民的映画。
主人公のチェブラーシカは、2006年のトリノに続き
北京オリンピックでもロシアチームの公式マスコットになっていたそうです。
というわけで我が家に、チェブラーシカのDVDが
アマゾンから届きました。
収録作品は全4話、そうたった4話です。
しかし、その期間がなんと14年!
第一話:ワニのゲーナ(1969年製作)
第二話:チェブラーシカ(1971年製作)
第三話:シャパクリャク(1974年製作)
第四話:チェブラーシカ学校へ行く(1983年製作)
それだけ、人気があるってことなのか、ノンビリしているというのか
一体その時間の流れが、日本人にはまったくついていけません。
果物屋さんは、オレンジを売る時に、手でこっそりと
量りのお皿を押さえて、重量を増して、誤摩化して
料金ぼったくり!
嗚呼、ロシアの理不尽。
オレンジの箱にまぎれて、南の国からロシアに輸入されてきた
チェブラーシカ。
その不思議な動物を、果物屋さんが動物園に預けにいくのですが
正体不明でどの檻に入れて良いのか、わからないということで
入園を断られてしまいます。
でもワニのゲーナが動物園にいるときは、そこには檻は無くて
自由に新聞読んだりしている。
しかもそこでは、裸で、家に戻る時に、服を来て帰る。
嗚呼、ロシアの理不尽。
やっとチェブラーシカを引き取ってくれたのは、リサイクルショップ?でした。
そこでは、ショーウィンドウの中に居て、お客さんの気を惹いてくれればいいんだ。
ここにいてもいいよ。
「でも住む所はないなー、、。」
「あ、そうだ、店の前の電話ボックスの中が君の家だよ。」
嗚呼、ロシアの理不尽。
或る日、鉄道に乗って旅に行く、ワニのゲーナとチェブラーシカ。
乗った汽車はヤルタ行き。
いたずらおばさんシャバクリャクが、二人の切符を盗んでしまったので
車掌さんの切符拝見で、提示することができず、
次の駅で、汽車を降りることになってしまう。
ワニのゲーナが、たくさんの荷物をかかえて、線路をとぼとぼと歩いていく。
モスクワまで、199kmの看板があるけど、二人はどこへ行くのかな?
「ねえ、ねえ、ゲーナ。 僕が荷物を持つから、ゲーナは、僕を抱っこすればいいよ」
「そうだね、チェブラーシカ。」
ゲーナは、小さな荷物(ケーキ)を持ったチェブラーシカを抱えて、
線路を歩いていく。
チェブラーシカを抱っこしているので、それまで運んでいた浮き輪とトランクは
置いていくしか無かった。
嗚呼、ロシアの理不尽。
或る日、遠くへ行っていたゲーナが飛行機で帰ってきた。
空港へ到着して、ポーターさんに荷物を運んでもらう。
持っていた荷物は3個。
カートに荷物を載せます。
1個、2個、3個、 っと。
あっ、それと私もね とポーターさんが自分を指差すと
ゲーナは、彼もカートに載せて、荷物と一緒に自ら運んでいきます。
移動して荷物とポーターさんをカートから降ろすゲーナ。
ポーターさんは、
「はい料金は4個分ね」
「3個だけど」 とゲーナ。
「私が載っていたでしょ」
「そうですね、」
なんの疑問も感じず,4個分の料金をポーターに支払うゲーナ。
嗚呼、ロシアの理不尽。
空港まで迎えにくるように、チェブラーシカには電報を打っていたのに
チェブラーシカは来なかった。
ゲーナは家にもどる。
1戸建てだったゲーナの家は、マンションに変わっていた。
エレベーターには、故障中の張り紙がある。
これは先回りして、いたずらしているシャバックリャクの仕業だった。
階段を重い荷物を持って、部屋まで辿り着いたゲーナ。
「なんで空港へ迎えに来なかったんだい、チェブラーシカ。
ちゃんと電報で知らせただろう。」
「うん、電報はきているよ。でもゲーナが帰ってきてから、読んでもらおうと
思って、そこに貼っているよ。」
壁に電報が貼り付けてある。
「チェブラーシカ、君は文字を読めないのかい?」
「うん、そうだよ」
第1話で、ゲーナの友達募集の張り紙をみて、ゲーナの家を訪ねていたのに、、
ラストでは、シャバクリャクの 「もう悪戯はしません、シャバクリャク」
とそのメッセージも読んでいたのに、
第1話から、14年。
第4話では、そのストーリーの繋がりを理解して制作した人は
もういなかったのね。
嗚呼、ロシアの理不尽。
9月1日は、ロシアでは学校が始まる日。
「そうだチェブラーシカ、君は明日から学校へ行くといいよ」
とゲーナが学校へ交渉してくれます。
が、チェブラーシカが学校へ通うシーンはなく、物語は終わってしまいます。
第4話のタイトルは「チェブラーシカ学校へ行く」なのに、、、
嗚呼、ロシアの理不尽。
全編に漂う、暗い影、寂しい音楽、
受け入れるしか無い、はかないロシアの理不尽。
嗚呼、チェブラーシカ。
そしてスタジオジブリに売られてしまったのね、、。
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