攻殻機動隊SSS 3D
横浜ブルク13にて、攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D
を観てきました。
桜木町駅から徒歩1分。
こんなところにシネコンがあったとは、知らんかった。
チケットは前もってネットで予約。
座席も指定しているので、慌てて、映画館に入る必要は無い。
まずは、同じフロアにあるおしゃれなバーへ行く。
攻殻機動隊特別メニューの、攻殻機動隊カフェを体験。
タチコマドリンクを呑みます、いや飲みます。
アルコールではないソフトドリンク。
爽やかな炭酸飲料だけど、すんごく甘ーい!
思わず、ウゲっとなってしまう。
やっぱ親父にはビールがあうけど、バトーさんのビールは
全身義体化している人向けの、なんちゃってビールだから
もっとまずい。
義体化したら、ビールの味がわからななくなってしまうのだろうか?
ビール親父には残念無念な義体化だ。
3D映画特別料金は、大人2000円。
なんかちょっと高い感じがする。
おきまりの3D眼鏡は、電池が入っているので重くて
やっぱ暗い。
この日はコンタクトで眼鏡on3D眼鏡を避ける。
オープニングの数分だけは、3D専用に作られたのかな?
それは、素晴らしい出来映えのオープニングだった。
奥行きというか、空間の広がりを体感できた。
この攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETYは、
DVDで1度観ているけど、やはり租借不足で理解度はまだまだ。
映画館で観ても、またもう1度観たい。
ストーリー
長崎出島の難民武装蜂起事件から2年余り。
草薙素子が去り、新しく隊長になったのは、トグサ。
公安9課は総勢20名あまりの隊員を抱える
組織になっていた。
「梵」の刺青を入れた男たちが相次いで不審な自殺を遂げる事件が発生。
"個人的推論にのっとった捜査方針"を貫くバトーは1人事件を追っていた。
その陰に失踪した少佐が絡んでいるのではないかと考えて...。
バトーの地道な捜査により、「梵」の刺青は元シアク共和国最高指導者
カ・ルマ将軍への忠誠を示すもので、自殺した13人は
シアク共和国の特殊工作員たちであることが判明する。
そのシアク共和国の独裁者カ・ルマ将軍の嫡子カ・ゲル大佐が
新浜国際空港で突如、人質をとって空港に立てこもる。
トグサ隊長は、カ・ゲル大佐を追い詰める。
ところがカ・ゲルは
「傀儡廻が来る!」
と謎の言葉を残し、拳銃で自殺を遂げてしまう。
大量殺人で利用されようとしたマイクロマシンが投与された
と思われる子供達十数名が発見された。
だが実際には、マイクロマシンは使用されておらず、
多少の虐待の痕跡があるだけで健康上問題はなかった。
しかし、子供達の記憶は上書きされていた。
彼らの住所は、どれも家族の居ない一人暮らしの老人宅となっており
またその老人の唯一の家族となっていた。
老人達は、全自動介護システムでネット経由で余命を繋ぐだけの存在。
ただ死んでいくのを待っているような老人たちのことを
いつの日からか、寄付老人と呼ぶようになっていた。
老人の孤独死対策から、講じた政策だったが、体のいい厄介ばらいの
ような実に残酷なシステムでもあった。
少なからず家族からの虐待などを受けていたらしい子供もいたが、
本当の親からは、捜索願などが出されていなかったのは何故か?
出生記録のある子供達と、記憶の書き換えられた子供達。
その数の差の分だけ、どこかで子供たちが誘拐されていることになる。
その数は、、、
劇場版の良さは、3Dと音響。
菅野よう子の攻殻機動隊は、ipodで毎日通勤時に聴いているので
耳慣れている。
おおっ、このタイミングでこの音楽ね。
アニメーション映画なのに、普通の実写版SF映画を観ている
感覚になっている自分。
完全に子供向けではないアニメーション
幼児誘拐、記憶の改竄、少子高齢化、電脳犯罪、連続自殺事件、ウイルステロ。
このストーリー、あのキャスト、音楽。
攻殻機動隊は、大人の嗜好、至高のSF、ここに君臨!
ぜひ劇場に足を運んで頂きたい。
攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY の完全ノベライズ版
一度見ただけではわからなかった、登場人物の心理や、背景がより深く楽しめます。
攻殻機動隊S.A.C.SOLID STATE SOCIETY
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