星を継ぐもの Inherit the Stars
1970年代は、SF量産時代といっても良かった。
アメリカでは毎日3作品以上も発表されていたというのだ。
人気があってというより、すでに飽きられていた感が漂っていた。
様々な作品は、短編から長編まで多種にわたり、それらから
スター・ウォーズや2001年宇宙の旅など、後世に語り継がれるSF映画が
製作されていった。
まだまだSF時代は終わってはいなかったということを証明したのだ。
というわけで、SF作品の名作。
ジェイムズ・P・ホーガンの「星の継ぐもの」を読んだ。
SF少年だった私は、小学校から中学にかけて図書館に通いSFを
よく読んでいた。
そんなSF少年だったおじさんに、ストライクをまっすぐ投げ込んできた
のだから、バットを振らずにはいられない。
このワクワク感は、子供頃のSF少年に感じていたものに違いない。
未来の地球。
月には今で言う南極観測基地が検察され、あらゆる観測、調査、が
行われていた。
或る日、月には珍しい洞窟の中に、瓦礫の下敷きになっていた
赤い宇宙服の人物が発見された。
しかし、その人物はどこの基地にも所属しておらず、なんと
5万年前の人間の死体だったのだ!
いったい彼はどこから月にやってきたのか?
地球人なのか?
別の惑星から月にやってきたのか?
宇宙人との遭遇は、SFでは珍しくないストーリーだ。
その後は、なんらかの交流があったり、侵略戦争などへと
大きく発展するのだが、この星を継ぐものはまったく
その進展はない。
最初から、最後まで、この月で発見された人間ことコードネーム
「チャーリー」の正体を調査して、その謎を突き止める。
それだけで1冊の本が出来上がっているのだ。
細かい科学的見地からの、考察、研究、探求、好奇心、、
主人公ハントの一匹狼的な研究者としての生き様も
人間臭くて、おもしろく読みすすめられる。
この本でチャーリーは、どこからやってきたのか?
地球人だったのか?
謎は解ける。
さらに、続編として、ガニメデの優しい巨人、巨人たちの星、と
SFワールドは広がっていく。
最近、漫画でも「星を継ぐもの」が連載されているが、本を読んだものから
みると、あまり魅力的な漫画とはいえない。
ciste Japan シスト日本
フランス発祥といわれるシスト。
宝探しゲームです。
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