« 寒い寒い、LSD3時間 | トップページ | ガニメデの優しい巨人 »

2011.12.24

ぼくはお金を使わずに生きることにした

本屋に平積みになっている本は、一見興味をひくけど
読んでみるとたいした事がなかったりする。

翌年には、ブックオフの棚に並んでいたりしてね。

今回、紹介する本は、平積みだったけど、その写真と
タイトルにとても惹かれて買ってしまった。

ぼくはお金を使わずに生きることにした


1ヶ月1万円生活、とかお笑いタレントがテレビ番組で
やっているけど、そんなゲーム感覚での実験本なんだろう。

最初はそんな、ちょっと馬鹿にした感じで手にしたのだけど
読み始めてすぐにそれは撤回しなきゃいけないと思ったのだ。

著者は、完全なる金無しでの生活が可能なのかを、本当に
実践しているのだ。

なんと始める前に、自身の銀行口座を解約までしている!
節約生活ではなくって、本当に一文無しの0円生活なのだ。
テレビ番組の激安工夫料理紹介とは、まるっきり趣旨が違う。


住む場所は、農場。
ここにボランティアで働く事で、場所を提供してもらう。

寝場所は、トレーラーハウス。
これも購入せずに、不要品交換サイトで譲ってもらったものだ。

料理は、一斗缶を2つ縦に重ねたジェットストーブで煮炊きを行う。
燃料は当然、薪だ。

シャワーは太陽熱温水器で、シャンプーはお金がかかるので
使っていない。

ネットでの情報配信のために、PCと携帯電話(プリペイド式のため着信専用)は
必要となるが、そのエネルギーは太陽光発電を使う。
ソーラーパネルだけは、準備資金で購入している。

驚く事に、石鹸や、紙などを自然の中から採取したものを
加工して自作するという事も行っている。

石鹸もシャンプーも使わないのでは、体が臭くなるのでは?

と多くの人達に思われたそうだが、もともとベジタリアン(彼は完全なる
ベジタリアンで、ビーガンというらしい)なので、肉や魚は食べない。
そのため、体臭はほとんどない。
水シャワーだけでも、人間の体は十分に綺麗になるし
臭くもならないという。

シャンプーを使い、すっかり髪の毛や体から油分を落としてしまい
乾燥肌になってしまう。
その対応として保湿クリームなどを使っている。
それらの製品は同じメーカーが製造している。


消費期限や賞味期限などの製造メーカーや安全性の理由から
まだ充分に食べられるのに、捨てられて行く食品。
彼は、深夜の街を自転車で周り、たくさんの食料を無料で
入手している。
仲間と収穫に行く際には、その大量の食品をボランティアに配ったり
するのに人出が足りなくなることもあるという。


お金を持つと、さらにお金が欲しくなる。
お金を手に入れると、さらにお金を増やす事に忙しくなっていく。
物々交換を便利にする為に、人類が使い始めたお金が
いつの間にか、生活を不便にし、何かに追い込まれているような
社会が出来上がってしまった。

実際にあるお金は、これだけなのに、高いビルが建ち並び
高速道路が全国を網羅し、新幹線が地方都市まで広がっていく。

日本の借金は、1155兆円を越えている。
国民一人当たり、905万円!

借り入れをすれば、自分が持っている実際のお金よりも多くの事が
実現できてしまう。
モノが買えたり、事業を起こしたり、何かに投資したり、、。

でもそれは空想の資産なのか。
負債が作れれば、それはその人にお金があるのと同じように
見えてしまう。
日本はお金持ちに見えてしまうけど、次の世代に押し付けられた
借金はどんどん膨らむばかりだ。


1年の限定で実践した金無し生活を彼はその後も約1年継続した。
現在は、普通の生活にもどり、フリーコミュニティーを更に
大きくしたフリービレッジの実現に向けて精力的に活動している。


彼の行動を偽善者だと言って罵る人もいれば、
賛同してボランティア活動を手伝ってくれる人もいる。

いずれにせよ、現代社会に、お金のために生きているような
我々には多くの事を考えさせられる行動だったことは確かだ。


イギリスで1年間お金を使わずに生活する実験をした29歳の若者が
メディアで紹介されるや、世界中から取材が殺到し、
大きな反響を呼んだ。
貨幣経済を根源から問い直し、真の「幸福」とは、「自由」とは
何かを問いかけてくる、現代の『森の生活』。

ぼくはお金を使わずに生きることにした

ciste Japan シスト日本

フランス発祥といわれるシスト。
宝探しゲームです。


OUTBACK AUSTRALIA アウトバック・オーストラリア


タミヤ CR-01 情報

レビューポータル「MONO-PORTAL」

|

« 寒い寒い、LSD3時間 | トップページ | ガニメデの優しい巨人 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ぼくはお金を使わずに生きることにした:

« 寒い寒い、LSD3時間 | トップページ | ガニメデの優しい巨人 »