西丹沢アドベンチャートレイル in 山北 レース編その2
第2関門はまだ少し余裕があった。
ここにはオレンジがあったので、頂きます。
走って疲れているときのオレンジは最高にうまい!
おにぎりまで食べて補給十分。
さてそろそろ行こうかって時に、先に走り出したおっさん
あのおしゃべりおじさんに先を越されてしまった。
すぐに追い越したい所だが、残念ながらあまり差が付けられる
ほど走力に違いが無い。
まあ少し距離を空けて話しかけられないように
ついていこう。
林道をすすむ。
途中から河原へ降りていく。
リバートレッキングとなっていたコースはここ。
川渡りを数回行わなければいけない。
川の水でシューズの中まで濡れてしまうが、
暑い中での水遊びみたいで気持ち良い。
おじさんはやたらと河原をうろついて、石の上を
飛んで渡ろうとしている。
そこまでシューズを濡らしたくないくらいなら、
トレイルランニングには出ない方がいいんじゃない?
河原から上がってきたところに、がっちりゲートがあった。
嗚呼、これでバイクツーリングができなくなったんだな。
昔は(20年以上前だけど)ここから先が楽しい林道だったのになー。
林道には、いくつもの小さなトンネルがあり、
中は真っ暗だ。
スタッフが、小さなLEDライトを所々に置いていてくれるので
ライト無しでもなんとか進む事はできる。
しかし前後に誰も走っていないと、やはり暗くて走ることは
難しい。
ここは大人しく持参したLEDヘッドライトを取り出して、
足下を照らしながら走ろう。
どんどん速いランナーたちが、折り返して下って来る。
上りなので走る力もなく、とぼとぼと歩いているのに
頑張って!
お疲れ様!
うれしいね。
私みたいに関門ギリギリのマスクマンにも
と声をかけてくれる。
ありがとう。もう少し頑張ってみる。
やっと上りが終わった。
ここにはエイドはないけど、ペットボトルの水をもらった。
あまりゆっくりしている時間はないな。
第2関門からここまで、ほとんど歩きだったから。
やっと下りだ。
足にはきているけど、歩いていたので心拍数は
下がっていて、余裕がある。
この下りだけはしっかり走っていく。
最後の関門までに10名くらいは抜いたかな?
以外と走れた。
最後のエイドで水を飲んで、頭から水をぶっかけてもらう。
残り7km。
橋を渡って湖をぐるっとまわるとゴールに辿り着く。
しかし橋を渡ってからは緩い上りと下りの繰り返し。
最後に残ったスタミナで、走ったり歩いたりで
3名くらい抜いたか。
ピピッピピッ!!
ううっ、なんだなんだ。
ガーミンがついにバッテリー切れってか!
8時間過ぎてしまい。
フィニッシュまでバッテリーが持たなかった。
なんて俺は遅いんだ。
あと10分速ければ、ゴールまで記録できたかもしれなかったのに、、、。
うぉー!!
砂利道の向こうに大きなゲートが見えてきたぜ。
ちゃんとテープを用意してくれた。
たった一人のフィニッシュ。
やっと終わった。
走り切ったんだ。
ステージでは既に表彰式も終わり、なにかの
イベントが開催されていて、この時間のランナーは
誰にも注目されていない。
もちろん私を迎えてくれる人はいるわけもなく、、、
フィニッシュ後に放心状態になっていた私の所に、
おじいさんが来てくれた。
そう河原で転んで怪我をしたあのおじいさんが。
私のゴールを待っていてくれたんだね。
ありがとう。
先に帰っていれば良かったのに、
本当にありがとう。
おじさんは地元だから参加したけど、第2関門で3分オーバー
になってしまいリタイヤしたとのこと。
来年も参加するんだって。
うーん、今の私の気分は、もうあの山道は、、、
だったけど、もっとトレーニングをして鍛えてから
挑戦したいですって答えた。
記録8時間11分16秒
ガーミンの記録は途中で止まってしまったけど
携帯電話の万歩計にまるまる記録されていた。
64000歩 50km。
よく走った、いや歩いたなー。
来年も挑戦してみる丹沢?
参加賞のBBQ
ラム肉だったかな?
遅くゴールしてバスで帰る人は、BBQ食べることなく
帰らなくてはいけないかもしれない。
参加賞は祈念Tシャツがいいな。
OUTBACK AUSTRALIA アウトバック・オーストラリア
| 固定リンク
「512:西丹沢アドベンチャートレイル」カテゴリの記事
- 西丹沢アドベンチャーラン 42km 後編 完走(2013.06.12)
- 西丹沢アドベンチャーラン 42km 前編(2013.06.10)
- 西丹沢アドベンチャートレイル in 山北 レース編その2(2012.06.09)
- 西丹沢アドベンチャートレイル in 山北 レース編その1(2012.06.06)
- SUZUKI X-Adventureシリーズ SALOMON西丹沢アドベンチャートレイル in 山北 出発編(2012.06.05)
コメント