西丹沢アドベンチャートレイル in 山北 レース編その1
午前10時ちょうどスタート。
スタートの合図は太鼓だったけど、いまいちカウントダウンと
あっていなかったな。
もちっと練習しとこうぜ。
猛烈に飛び出していくエリートランナーは、おいといて、、、っと
(もちろん並んでいてもついていけないわけだが)
私は、最後列から、ゆったりとスタート。
これから先47km以上も走らなきゃいけない。
スタミナもたせるために、もう最初っからゆっくりと決め込む。
最初は丹沢湖の周り舗装路を走っていく。
このあたり一方通行で、よくバイクで走った場所だな。
でも全然車もバイクも走っていない?
どうやら地元警察の交通規制が行われているようだ。
車を止めてもらい道路の向こう側に渡り、そこからいきなりの階段
上りとなり、その後からは山の中へと入っていく。
ちょっとだけ渋滞になった。
山の中に入ると、道幅なんてない。
人間一人が歩いていけるだけの登山道。
ここに一気に500人が入っていくので、渋滞はどうしても
発生してしまう。
止まっている間、パワーバーとハイドレーションのゲータレードで
給食&給水。
丹沢の山は標高こそ低いものの、海面近くからの
急勾配で以外ときつい。
一部、鎖場の上りがあったりして、走るどころか
両手両足を使って、這いつくばって上っていく。
グローブは荷物とともに置いてきてしまったが、
やはり装着してくれば良かった。
暑いけど、怪我するよりはマシだし。
山から下りて舗装林道をしばらく行くと第一関門、
八丁 11.5km。
まだまだ元気だ。
送信者 2012年6月3日 |
バナナとおいしい水を頂く。
冷たい水が、うまし!!
舗装林道がおわり、河原がコースになっている。
石ごろごろで走りにくい道だ。
後方で、ドタっとすごい音が!
おじいさんが倒れている。
悪い足場で豪快に転んでしまったようだ。
その場ですぐに立ち上がる事ができない。
顏から落ちたようで、痛みで起き上がれない。
すぐに、走行中止。
救援活動開始。
私の他にも心配して数名が周りに集ってきてくれた。
レース中なのに、皆やさしいな。
まずは話しかけて意識を確認。
ゆっくりその場に座るように起こしてあげる。
ハンカチを手渡してくれたので、それを川の水に
浸して、軽くしぼり転倒して打ち付けた頬にあてがう。
手も怪我をしていて、血が出ている。
絆創膏をちゃんと持参していらっしゃったので
それを貼ってあげる。
ようやく転倒の痛みとショックも和らいだ様子。
おじいさんの腕を私の肩にまわし、立ち上がってもらう。
幸いにも足腰には影響がないようで、走り出してくれた。
足場が悪いからしょうがないよ。
ゆっくりでいいから、少しずつ走っていきましょう。
しばらく一緒に走り、また、山道の急な登りに入っていった。
おじいさんとはここで別れたが、その後の第2関門では
時間切れでリタイヤになってしまった。
八丁は標高300m。
ここからどんどん上っていき、最高地点は800mを越える。
ランナーもまばらになり、前後の人もあまり入れ替わりは
なくなってきた。
追い越そうにも、こう急な上りと下りでは、前へ出る事も
できず、ずっと前の人を追いかけるだけになる。
第2のおじさん登場。
前を行くおじさんランナーがしゃべるしゃべる。
もう全然とまらない。
八丁過ぎからの山道のあいだずっと話し続けていた。
最初はこちらも話をしていいたが、いいかげん疲れてきたので
途中からは、はい、えー、はー、そうですかー、と
適当に相づちをうつだけにした。
送信者 2012年6月3日 |
北海道マラソンに毎年でているとか、
金さんの3ヶ月でフルマラソンを毎週観ていたとか、
肩を入れていくと、足がついてきて速くなるとか、
ホテルの6階には大きな風呂があるから、そこにランナーが
集ってくるとか(北海道マラソン)
朝から焼酎水割りを飲む習慣がついていたから
500ccの水を一気飲みして、焼酎を飲まないようにしたとか、
今回のトレイルランニングでは、最前列でスタートして
トップランナーのスタートダッシュが凄かったとか、
サブスリーランナーにどうしたら3時間で走れますかって
聞いたら、あなたには無理ですって言われたとか、
なんとか、かんとか、、、
送信者 2012年6月3日 |
山から舗装林道の下りになっても、横にくっついてきて
まだまだ話す話す、しゃべるしゃべる、
まったく音の無い山の中を走りたいのに、そのおじさんの話し声だけが
大きく響き渡る。
他のランナーも嫌そうだったな。
やっと下りで前へ出る事ができ、おじさんを振り切った。
悪い人ではないんだが、ちっとはレース中であること、
他のランナーのペースも考えて話しかけて欲しいものだ。
おじさんよ、おしゃべり好きなおじさんよ。
速くなりたいんなら、レース中の会話はやめときなさい。
2時間以上もぶっとおし話続けるそのエネルギーを足に使いなさい。
私もいつかは60歳を越える時が来る。
友だちも無く寂しいかもしれない。
すでに今現在も友だちなんてほとんどいない。
来るべき将来、私はこんな還暦ランナーにだけはなりたくない。
舗装林道をたんたんと下りきったところで、第二関門玄倉川橋
に到着。
送信者 2012年6月3日 |
バナナ、オレンジ、お水、梅しそを頂く。
ザックに入れてきたおにぎりをここで食べる。
食欲が無くなる前に、たくさん補給してエネルギー切れに
ならないように、腹をふくらませる。
少し休み過ぎたかな?
レース編その2に続く、、。
ciste Japan シスト日本
フランス発祥といわれるシスト。
宝探しゲームです。
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