Izu trail journey レース編3
仁科峠を過ぎてからも、周りに木がなくて強風でふらつく区間は続く。
伊豆山領線を進み、風早峠、土肥峠を越え、舗装道路に出て
土肥駐車場のエイド到着。
もうトイレは行かないと決めた。
ここには、ホットコーヒーとイタリアンポタージュスープがある。
しかしスープはすでになくなっていた。
開会式で鏑木さんは、桜葉もち1/2サイズとあるのは、速く到着した
ランナーがたくさん食べて、全員に行き渡らないことがないように
一人分を制限しています。
と言っていたけど、やはり他のレース同様、関門ギリで到着した
ランナーは、ハイエナ状態だ。
どうせ、バナナと水なのさ。
冷えきった体を少しでも温められると期待した自分が甘かった。
薄い珈琲だけもらい、いつも何も入れないが砂糖を入れて一杯だけにする。
また鏑木さんはこうも言っていた、
仁科峠付近は風速20m以上にもなる冷たい風が吹いていますので、
いまここ松崎が温かいからといって、防寒着を持たずに走るようなことは
ないようにして下さい、と。
鏑木さん、温かい物を無料で全ランナーに提供して頂けるエイドを
次回は強く希望します。
残りはあと18kmくらいか。
70kmが75kmになったというけど、コースの表示と私のガーミン910XTとは
その誤差が大きくなっている。
その誤差を考慮しても、実際には私のガーミンでは73kmでゴールのはず。
フラスク1本のジェルと、塩熱サプリ、アーモンドとレーズン少々、
ハイドレーションとペットボトルにスポーツドリンク。
残りの水と食料を計算しながら走るようになった。
富士山が見えてきた。
このまま、ここで夕暮れを迎えれば、素晴らしい色に染まっていく
富士山を眺められるに違いない。
コース脇の距離表示は、ついに61km。
残り10kmくらいになってきた。
山間部での下り階段で体が急に冷えてきて、足が全然いうことを
聞いてくれなくなった。
低体温症みたいだ。体が震えている。
ジャケットを脱いで、ダウンジャケットに着替える。
完全に体温が、風で奪われ、食事もなく、走り続けていたことで
体温調整ができなくなっていたようだ。
ダウンジャケットを着てからは徐々に体も温かくなってきて、
また元のペースで走れるようになった。
残り10kmでの、この大ピンチはなんとか切り抜けた。
次回、いよいよ山を下る!
20時間の長時間バッテリー。
ウルトラマラソンやウルトラトレイルにも対応できます。
高度表示もできるので、トレイルランニングに最適です。
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