Izu trail journey レース編4 完走編
あやうく低体温症でダウンしてリタイヤするところだったが
装備品としてザックに入れていたダウンジャケットで
体を温め、無事回復する事ができた。
しかしながら、ここまでの60km以上をずっとトレイルメインで
走ってきたので、疲れはゆがめない。
幸い今回は、足がつることはないし、テーピングして保護している
膝も痛みが出ていない。
長く続いた、階段状の上り下りは、今日一日でマスターできたほど
リズム感良く、足を運べるようになった。
ただここにきて、脚の動きは悪くなり、もうリズム感など到底ない状態だ。
まるでゴルフ場の中を走っているような、草地の下りが続く。
せめてここだけはしっかり走ろうと、周りの人達についていく。
18時を過ぎてきた頃から、かなり暗くなってきた。
18:30 ついにヘッドライトを装着。
真っ暗闇の中、先行するランナーのザックやシューズの反射を
頼りに進んでいく。
残り5kmの表示。
これは信用出来るのだろうか?
鏑木さんは実際には、75kmくらいありました。
と言っていたが、この表示に間違いなければ、私のガーミン910XT
でも71kmくらいでゴールできるはずだ。
後ろから、LEDライトが自分の背中を照らしている。
舗装路になって、全然脚が動かなくなってしまった。
歩きが半分くらいになってしまい、追い越される一方だ。
ただ、時間には余裕があるので、このままでも制限時間の20時には
到着できそうだ。
町の灯りが見えてきた。
しかし、フィニッシュゲートらしい明かりが全然見えない。
沿道の応援の人や、スタッフからは、もうあとちょっとだよ!
と応援してくれるけど、ゴールが見えないと力も出ない。
ここを左に曲がるとゴールですよ。
突然、目の前にフィニッシュゲートが現れた!
やった、やったよ、70kmのウルトラトレイル走り抜いたよ。
大きく万歳、そして合掌。
鏑木さん。
大会事務局関係者の皆さん
ボランティアスタッフの皆さん
そして何より、海と空と山、大自然に感謝。
皆、ありがとう。
もう、くったくただよ、俺。
もう走んなくてもいいだよね、座っていいよね。
当日の速報
記録 13時間28分31秒
男子総合 916位
はじめの5kmくらいは、ビリから10位くらいだったから
怒濤の500人抜き!
誰も知り合いなんていないと思っていたけど、フィニッシュして
間もなく、ランこよメンバーの佐藤さんが声をかけてくれた。
佐藤さんは、もうとっくにゴールしていて、顏も晴れやかだ。
鏑木さんには会えなかったけど、佐藤さんの笑顔に救われた。
荷物の受取と着替えのため、修善寺総合会館へとトボトボと歩く。
予想通り、もうシシ汁は一杯も残っておらず、ここでも
またバナナをすすめられた。
途中でザックから落として失くしたと思っていた、サプリメント予備袋が
ザックの底から出てきた。あちゃー。
レースは終了したけど、この野郎!とベスパとメダリストを一気飲み。
リンゴ味のメダリスト、評判ほどうまくはなかった。
自動販売機でやっと温かい飲み物にありつけた。
コーンポタージュスープとお茶。
シャトルバスで修善寺駅へ、
そして三島行きの電車に乗る。
乗車券は500円。
三島駅で新幹線の特急券を購入するが、
PASMOは使えないと言われ、慌てて、乗車券も購入。
こだま到着、3分前、駆け込み乗車、セーフ!
もう走りたくないよ。
帰りの電車では、こだまを使ったのでずっと座って東京まで帰れた。
もし眠りこんでも東京駅では起こしてくれるので、安心なんだけど
なんだか興奮していて疲れているのに、寝る事はなくただ退屈な移動だった。
膝や足首はもったが、両足親指に豆、あと爪も半死状態のため
正座はしばらくできない状態。
ロングトレイルランニングでの、自分なりの工夫とか走り方とかも
解ってきた感じ、それはまた別の記事でまとめていきます。
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