永遠の0 映画
正月1日でも毎月1日の映画感謝デーに変わりはなく
1,000円で映画鑑賞ができる。
2013年最後の映画予約をネットで済ませる。
2014年最初の映画は、「永遠の0」
原作本を読んでだいぶ期間が空いたので、もう1度読み返した。
2回目だと泣く程の感動はないな。
お正月ということで、映画館には家族連れが多く目立つ。
脚の不自由な高齢者をつれた方も見られる。
戦争経験者だろうか。
歩くのも大変なのに、映画館まで足を運んでいる。
神風特攻隊で亡くなった祖父の事を調査している
孫、大石健太郎。
原作では、当時の宮部久蔵を知る元零戦パイロットたちの証言による
エピソードが多く語られ、彼の過去が徐々に明らかになっていく。
その全てを2時間半の映画に詰め込む事は、無理だろう。
祖父の法律事務所で働いていた青年、藤木。
零戦整備兵 永井と囲碁の話。
老人ホームにいる元海軍中尉 谷川。
千葉県成田に住む元海軍少尉、岡部。
鹿屋で通信兵だった、大西。
神風特攻隊は現代のテロリストを同じだという新聞記者、高木。
坂井三郎、西澤廣義、岩本徹三らの実在のパイロットの話。
などが映画では割愛されている。
全体的にうまくそれそれのエピソードが、繋がっていくので
違和感は無く原作の流れを壊す事無く、よくまとまっていた。
空戦をする戦闘機、大型空母赤城などのCG VFXは素晴らしく
まるで実機が飛んでいるように見えた。
ただ景浦との模擬空中戦を行った時の、宮部機の動きが普通すぎる?
あれは左捻り込みの動きではないような気がした。
せっかく最新技術で零戦の空戦を再現しているのに、
あの伝説の秘技、左捻込みが普通の宙返りとは、、、
映画が終了しても誰1人席を立つ者はなく。
静まり返っていた。
感動に浸っている観客。
若い女性が眼を真っ赤にしていた。
同じエレベーターに乗った女性達が、原作にはもっと
エピソードがたくさんあるらしい、本を読まなくちゃね
と話していた。
ぜひ読んで下さい。
そして、坂井三郎の大空のサムライも読んで欲しいな。
2014年、たいへん重みのある良い映画を観てスタートできました。
坂井三郎(サカイサブロウ)
1916年、佐賀県に生まれる。青山学院中学部を中退し、1933年に海軍に入る。
戦艦霧島、榛名の砲手をへて、1937年に霞ヶ浦海軍航空隊操縦練習生
となり首席で卒業、戦闘機操縦者となる。
初陣の1938年以来、九六艦戦、零戦を駆って太平洋戦争の最後まで大空で活躍。
200回以上の空戦で敵機大小64機を撃墜したエース(撃墜王)。
2000年9月逝去
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