トレイルランニング規制の条例化は必要なのか
ここ数年で一気にレースが増えて、トレイルランニングを楽しむ人も増加している。
しかし当然というか、やっぱりというか、一般登山者やハイキングの
人達、近隣住民からトレイルランナーに対する苦情も増加している。
トレイルランナーのマナーや登山者、ハイカーとの接触事故、ゴミ放置
大人数のランナーによる、登山道や木の根の傷みが出ているなど
問題視されることが多くなっている。
プロトレイルランナーの鏑木さんを中心とした方が発起人となって
トレイルランニングの未来を考える全国会議
が開催されるようです。
マラソンもトレイルランニングレースも、人気がある大会は
高倍率の抽選であったり、ネットでの先着エントリーなどで
大変な人気となっており、参加者が急増していることは
周知の事実です。
トレイルランニングをこれ以上発展、普及させる必要など
ないと思います。
もう充分、人気があり、人多過ぎです。
トレイルランニングの未来を考える全国会議どやって、
皆でマナーを守って楽しくトレランやりましょう!
なんて宣言したところで、登山者やハイカーとのトラブルが
減少することも少しでしょうし、マスターベーションにしか
ならんのではないでしょうか。
私の考えは、なるようになる。
それに従うしか無い、それが自然の流れでしょう。
富士山周辺を4WDが走り回り、問題視され
富士山周辺のダートは通行禁止。
1970年代初めくらいまでは、オートバイで富士山頂まで
走るライダーもいて、よくバイクできたもんだ、と
山小屋の人もおおらかだった。
1963年には、スーパーカブで富士山頂まで登った人もいた。
当然、いまバイクで富士登山なんて言語道断。
神奈川県の林道がゲートでがっちりブロックされて
オフロードバイクでの林道ツーリングができなくなってから
25年くらいかな?
マウンテンバイクがブームになって、よく登山道
ですれ違っていたけど
それも当時、登山者からの苦情や接触事故などにより
問題視され、今では、山でMTBに会う事はほとんどなくなった。
トレイルランニングのレースで、一度に500人から1000人もの
ランナーが山に入っていく。
同じトレイルを走って行く。
その道はかつてマウンテンバイクやオフロードバイクが
走れた道だ。
今やその道を行くには、登山かハイキング、あるいはトレイルランニング
のレースに出るしかない。
山へ用も無い人間が入っていけば、植生や道の破壊に
繋がる事は明らかで、5人ならOKだけど100人はダメ
とか、ルールや条例を作った所で、自然破壊に変わりはない。
バイクが通行禁止、普段は林業関係者以外は立ち入り禁止、
なのに、何故、トレイルランニングだけはOKなのか?
ニュージーランドのように年間で山へ入れる人数制限を
設けるしかないのか。
その中で、登山者、トレイルランニングと棲み分けする。
自然破壊などの数値をどう計算するか、詳しい事はわからないけど
今よりも山へ行ける人は確実に減る。
そしてトレイルランニングのレース開催などは言語道断なんて
言われる日がくるかもしれない。
だから、今、私はトレイルランニングで山へ行く。
レースにも出たい。
かつて林道ツーリングで楽しんでいたのが、
今はほとんど出来なくなったように
今、出来る事をやる。
そして出来なくなれば、それに従うまでだ。
だから、なるようになる。
それが自然の流れだ。
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トレイルランニングの未来を考える全国会議
http://dogsorcaravan.com/trailrunning-conference/
資料・鎌倉市への「トレイルラン規制の条例化についての陳情」全文
http://dogsorcaravan.com/2014/03/17/petition-for-regulation-for-trailrunning-in-kamakura/
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