この子の七つのお祝いに
アマゾンプライムビデオで観れたので、数度目の鑑賞。
岩下志麻の色気、無理のあるセーラー服姿、岸田今日子の妖怪演?
次期総理の座を狙う大蔵大臣磯部の私設秘書・秦一毅の元お手伝い・池畑良子が殺された。
ルポライター、母田耕一は政界の謎をあばこうと秦の身辺をさぐっていた矢先の事件で
秦の内妻、青蛾が奇妙な手型占いをするという噂をきく。
しかもその的中率に大物政治家、財界人等が続々と詰めかけており、
秦自身もそのお陰で現在の地位を築いたというのだ。
母田は青蛾の影を追い始める。(C)1982 松竹株式会社
子供の頃、とても怖い映画という印象が強く残っている。
お母さん、お母さん、、、
岩下志麻の悲痛な叫びが、耳から離れなかった。
令和の今となっては、古ぼけた背景や状況にしか思えないシーン。
しかし昭和はそんな時代だった。
私が幼少期だった昭和40年代は、まだ戦争体験者がたくさん生きていた。
腕や脚のないおじいさんが、よく歩いていた。
長崎で被爆してすごい顔になっていた先生がいた。
そんな悲しい時代に翻弄され、父への復讐のみを教え込まれて
育てられた女性の悲しい人生。
通りゃんせ、通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
★4つ
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