The Lost Flowers of Alice Hart 赤の大地と失われた花
Amazonプライムで見ていた海外ドラマ。
オーストラリアが舞台で、その美しい風景はリアルなアウトバックを感じられる。
不審火で両親を亡くした9歳のアリス・ハート(Alyla Browne and Alycia Debnam-Carey)は、
花農園を営む祖母ジューン(Sigourney Weaver)に引き取られる。
そこは秘密に閉ざされた場所だった。
時が経ち、ある裏切りを知ったアリスは自らの過去と向き合うこととなる。
ロケ地は、ニューサウスウェールズ州とノーザンテリトリー。
青年期のアリスが逃亡した先は、Agnes Bluff。
地図を開いて場所を確認しているシーンをみると、Plentyハイウェイにある。
そこを私は1993年に旅しているが、そんな町はなかった。
どうやら架空の町のようで、実在はしない。
そこからクレーターのツアーがありアリスは参加しているが、
同じ職場の同僚は、あんな往復4時間もかかるような所には行かないよ
と言っている。
そのクレーターにも行ったことがあるが、当時(1993年)には、案内看板があるだけで
管理事務所やツアーガイドも売店もなにもなかった。
しかも誰もいない乾き切ったアウトバック。
ここが本当にクレーターなのか?
半信半疑で道を登っていくと、その頂上からの眺めは
圧巻のサイズのクレーターだった。
直径は数百mはあっただろうか。
中には水がたまっており、牛や馬がみえた。
ドラマでは真っ赤な美しい花が咲いているが、それはなかった。
ウルフクリーク・クレーターは西オーストラリア州ホールズクリークから南約150kmに
位置するのでプレンティーハイウェイからは、丸1日走っても行くことはできない。
ネットで検索すると、The Lost Flowers of Alice Hartのロケ地を
見ることができる。
聖地巡礼もやってみたくなるドラマだ。
しかしその移動距離は数千kmになるだろう。
家庭内暴力やトラウマをテーマにしている
重い内容のドラマだが、あのアウトバックの風景には
胸が高鳴ってしまう。
ああ、帰りたい、
赤い大地のあのアウトバックに、、
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