カテゴリー「514:多摩川源流トレイルラン」の記事

2012.09.18

第4回 多摩川源流トレイルラン 当日

毎朝4時起きだと豪語していたSさん。

目覚まし時計もなしに、本当に4時に起きた!
しかも、布団の上でストレッチやら、簡単な筋トレとかやり始めたもんだから
隣で寝ている私も起きてしまった。
でも布団からは出なかったけれども、、。

皆、目覚めが良い。
昨夜は早く寝た事もあり、全員6時前には起床。
着替えたり、ハイドレーションを準備したりして
朝食前なのに、ほぼスタート体制を整えている。

ハイドレーションを初めて使う人が多いこの部屋。

私が、水を入れたあとのエアー抜きとザックへの収納などを
皆さんに教えてあげる。

民宿らしい朝の定食をしっかりと頂き、バスでスタート会場の
小菅の湯へ移動。

受付を済ませて、ゼッケンをTシャツに貼付けると
もうやる事は無い。

わずかに出来ている石垣の日陰に座って、記念撮影などして
開会式を待つ。

最後に私は、人間からマスクマンJ-KINGへ戻り、スタート前の
儀式も完了。

テーピングとザムストのサポーターで、左足首はがっちりと
固めてきたけど、やはり痛い。
なんとかゆっくり走れる程度、それもジョギングより遅いくらいだ。

第4回 多摩川源流トレイルラン

10:00 スタート

最初の舗装路1.5kmくらいで、すぐに渋滞発生。
道は山の中の1本道になり、しばらくは上りが続く。


第4回 多摩川源流トレイルラン


はじめにスタートダッシュで、先行しないともう好順位は狙えない。
足が悪い私は、はじめからゆっくりモードで、渋滞が逆に
休みになっていい感じとさえ思えるほど調子が悪い。

森の中の小径で、清流が流れ、ワサビ田がある。
空気もひんやりしていて、とても気持ち良い緑の中だ。

上り切った所が鶴寝山1369m。

ここから下って舗装路に出た所が、松姫峠で第一関門
制限時間はスタートから、1時間40分。
多分、20分は余裕があったと思う。

今回は、関門までの距離が発表されていないので、
いきなり関門、そしてエイドと現れて、まったく計算ができない。
30kmとなっているけど、まだ7kmくらいしか走っていないぞ?

ふたたび山の中の道を走り、第2関門は鶴峠。
ここの制限時刻は、12:25。

金髪のカツラをかぶった地元のおばちゃんに、サロンパススプレーを
足首にプシュー!!ってやってもらう。

もう足首は限界に近い。

しかしやっぱり距離がおかしい。
もう半分以上いきましたよー!ってスタッフの人が言ってくれたけど
私のガーミンは11kmしか走っていませんよ、と言っている。

どうやら、30kmというのは、かなり適当な数値で、GPS計測だと
このコースは20kmくらいしかないものと判断。

非常に足の具合が悪く走れる状態ではないので、途中、
リタイヤ棄権も考えていたけど、残り数kmだったら行ける!

第3関門では10分くらいしか、余裕はなくなっていた。
ここでは、地元産であろうおいしいぶどうを頂いた。
疲れた体にフルーツは最高においしい!
そして、足首を少しだけアイシングしてもらう。
時間に余裕がないので、あまりゆっくりしていられない。

残り3.5kmと聞いたら、もう完走するしかないのだ。

舗装道路にでてすすんでいく。
ゆっくり走っていく、前方のランナーたちにはついていけず
遠く見えなくなっていく。


第4回 多摩川源流トレイルラン マスクマンJ-KING


このまま3km続くのか、と思ったら大間違い。

橋を渡り、痛い足には一番こたえる階段が連続し、まだまだだぞ
と言わんばかりのダートの上り坂が待っていた。


第4回 多摩川源流トレイルラン


もうすでに走れる状態ではなくなっていた。
トボトボと敗残兵の行進のようにしかすすめない。

小菅の湯の広場が見えてきた。
最後に応援の人達もいて、声をかけてくれるのだが、
もう足は死んでいる。


第4回 多摩川源流トレイルラン

左足が使えないから、ずっと右足だけで上りも下りも踏ん張っていたので
太ももの前後ともに筋肉が限界に近くなっていた。

前も後ろも、ぴくぴくと痙攣しはじめて、つりそうだった。


Tamagawa_finish


最後の最後、100mだけ力を振り絞り、走ってフィニッシュ!!

そのままマットがひいていある所に倒れ込んでしまう。

スタッフの人がすぐに来てくれて、状態を案じてくれる。
シューズもサポーターもソックスもテーピングも外して、水道でまずは洗浄。
その後、マットの上で足親指の消毒とテーピング、足首周りに氷を
ラップで巻き付けてアイシングしてくれた。
ここまであっという間の10分間くらいだったような気がする。

ちゃんとお礼も言う間もなく、スタッフの人は他のランナーのところへ
行ってしまった。

本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

こんなに手厚く介抱してくれたのは、初めてです。


第4回 多摩川源流トレイルラン


忙しく立ち回るスタッフさんに、

マッサージして下さい、ストレッチして下さいと申し出る女性ランナー

受付をして下さい、10分から15分待って下さい

というスタッフさんに、え、なんで受付するの、そんなに待つのー!

あなた十分元気です。
マットでマグロになっている私からみると、とても生きのいい
シャチかサメか。
それだけ元気があれば、あなた自分でストレッチやりなさいよ。
と思ってしまう。


また
マットで横になり、痛、イタタタ、、となっているとき
ONE TOKYOの人が、後からで良いのでお話を聞かせて下さい
とインタビューらしい要望を言ってきたけど、シカト。

今の状況、見てよ、痛いんだよ。
俺はマスクマンだけど、東京マラソンの客寄せパンダじゃねーよ。

今回は故障があったため、マスクマンの姿で多くの人に
ロックオンされてしまったけどね、

いつもは、ゴールした後、人目につかない場所へ行き
隠れてマスクをとり、人間の顏で着替えて、人知れず帰っていくのだけども
それができなかった。

氷を足首にくくりつけ、両手に脱いだマウンテンマゾヒストをもって
ツアーのスタッフの所へ行き、廣瀬旅館行きのシャトルバスに
乗り込む。

バスに乗る前に、さっとマスクはとった。

このツアー参加者は、レース後に廣瀬屋旅館でお風呂に入り
広間で休憩することができるのだ。

旅館に着くともうすでに多くの参加者が帰ってきていた。

自分は関門ギリだったので、だいぶ遅い方だ。

レース後すぐにお風呂に入れるっていいな。

宿の名物、源流弁当1,000円と東京マラソン財団からのノンアルコール
ビールを頂く。

弁当1,000円は高いけど、まあ他にちゃんとしたものは食べれないので
買ってみた。

源流弁当 多摩川源流トレイルラン

奥多摩B級グルメ準優勝の「よちよちヤマメの唐揚」がメインらしいが、
本当に小さなヤマメで、こんな小さな魚をわざわざ食べるなんて、、
大きくなったヤマメでいいじゃないって思うのは私だけ?


宿の前で記念撮影をして、バスに乗り込む。
廣瀬屋旅館のおばちゃんが、わざわざ道まで出てきてくれて
手を振ってくれたよ。

さよなら、おばちゃん。ヤマメうまかったよ。

行きと同じく、帰りもまた渋滞。
新宿に着いたのは、20:10頃。

完全に右足が終わってしまったので、今月はもう走らないことに決定。

まずはサポーターで固定したまま、安静にして回復を待ちます。

初めてのバスツアーでのトレイルランニング参戦。
同じ部屋になったメンバーは、一般的に速い部類の人はいなかったけど
皆、ランニングを楽しんで、色んな大会にエントリーしているので
大いに刺激になりました。

50、60になっても、まだまだ自分も進化できるかな
あらためてランニングは生涯現役、死ぬまで走ろうと思う

蒸し暑い新宿西口の夜なのでした。

バスツアー 多摩川源流トレイルラン

多摩川源流トレイルランのスタッフ、ボランティアの皆様
参加者の皆様、おりがとうございました。


おしまい。


第4回 多摩川源流トレイルラン 前夜

多摩川源流トレイルラン 前日


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2012.09.17

第4回 多摩川源流トレイルラン 前夜

西丹沢アドベンチャートレイル以来のトレイルランニングに参戦です。

今回は、東京マラソン財団公式クラブONE TOKYOメンバー限定の
バスツアーを利用しました。

9/15 13:30 新宿西口 集合。
10分前に到着。すでにランナーが並んでいるのですぐにそれとわかる。

バスは2台。
そんなに多くの人が参加するのかと驚く。

バスにのってから、東京マラソン財団の人や旅行会社の人から
挨拶とかがあった。

今回の参加者は、東京マラソンに出た事がある人が多いようだ。
またこれから出たいと思っている人も多い。

しかし、なんと70%くらいの人が、トレイルランニングが
今回初体験とのことだ。

参加経験者から、簡単なアドバイスなどで車内のマイクがまわる。
1回しかトレイルランニングのレースに出た事が無い私は
遠慮しておく。

予想通りの渋滞、ツアーの案内書では14:00出発
16:30頃 各宿到着後、チェックイン

となっているが、新宿からたいして高速の移動ができるわけでもない
奥多摩へ行くルート、しかも3連休である。
この時間スケジュールは、かなり甘いよなーと思っていたが

その通り、がっちり渋滞でいっこうにバスは進みません。

車内では、ハセツネのDVDが上映されました。

イメージトレーニングはこれで、バッチグー!です。

しかし、あんなトップランナーたちの激走をみてしまうと
現実では、自分が走れないことに萎えてしまうだろうな>初めての人達。

結局1時間遅れで小菅村に到着。
スタート&ゴール地点の小菅の湯を、バス内からチラ見して各宿にチェックイン。

民宿 廣瀬屋旅館。
1階すぐの部屋で、6人部屋だった。
メンバーは、40代から60代までのランナーで、唯一トレイルランニングの
経験者がなんと私一人という構成。

とりあえず、簡単に自己紹介などして、荷物をおいて広間で夕食。
やまめや山菜のてんぷらなど、郷土料理に舌鼓を打つ。
ビールは別料金で、630円だった。

けっこうビールを注文している人が多かったが、私はまだ左足首の腫れが
ひいていないため、お茶だけにする。

同室で、ビール呑まなかったのは、私と私より若い最年少(といっても40代)の
浦安から参加のAさんだけだった。

なんか、田舎の旅館に宴会旅行に来ているような気分になり、
すっかりレース参戦が頭から遠のいてしまう雰囲気。

まあ、ガチガチのランナーではなくって、楽しくていいかと、、。


19:30から小菅村役場2階で、トレイルランナーのための栄養講座が
無料で開催されるというので、夕食後、役場へ行ってみる。

トレイルランナーのための栄養講座


主催者見込み40名参加が、ふたを開けてみれば100名くらいの参加。
会場は準備していた、机と椅子が足りないくらいであった。

タンパク質は摂れば摂るだけ筋肉ができる?
食事を摂るタイミングは?
補食におすすめの食品、おすすめしない食品。
カーボローディングとは?
(従来の方法と、現在推奨されている方法の違い)
ハイポトニックドリンクとは?
(具体的に商品名で上げると、あれとか、あれです、ゲー***ン、アク**ロ)

なかなか興味深い内容でした。

その後、明日のコース紹介がスライドショーで行われました。

コース分岐の写真をみても、まあさっぱりわからん状態なわけですが
けっこうトレイルの割合が高く、容赦なく後半に上り坂が
設定されているとのことです。

宿に戻って、風呂に入って、部屋では、皆まったりモード。

私は毎朝4時起きで、朝トレーニングしているという
この部屋のエースは、60代のSさん。
フルマラソン3時間40分くらいで、一番速くて、トレーニングも半端ない。
しかも走り始めたのが60歳からだというから、驚きのランナーなのだ。

この部屋では、私とSさんのみがサブ4ランナーだった。

22時過ぎには、涼しい奥玉の風の中、部屋の電気は消されたのでした。

続く。

トレイルランニング装備

今回の装備というか準備。
ゲイターとか歯磨きセットとか、忘れてもうた。


新兵器はガーミン910XT

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2012.09.15

多摩川源流トレイルラン 前日

久しぶりのトレイルランニングのレースです。
西丹沢以来です。

そして、今回は初めてのバスツアーです。

小菅村、近いようで、遠い。
セローで行けば、公共交通機関を一切使わずに、現地まで
まっすぐなのですが、時間がかかります。

丹沢よりも遠いです。
丹沢は東名高速で、1時間も走ればかなり近くまで行けますが
小菅村は高速使う意味無し、、っか。

そんなロケーションでの開催なので、すぐに参戦を決意できず
考え中だった或る日。

ありゃりゃ、もうエントリーいっぱいですか。

しょうがないか、今回はあきらめるか。

しばらくするとバスツアーのみの参加枠が50名分くらいできたのです。
そこでエントリーできたというわけで、初めてのバスツアーが
決まりました。


往復のバス代と、前泊の宿泊代で、17,500円
エントリー代6,000円

私は、エントリーしていなかったので、合計金額23,500円だと
思ったのですが、電話で問合せてもはっきりした回答は得られず。

なんともいいかげんな、近畿日本ツーリスト。

そして、レース当日が2週間まえになっても、連絡なし、メールも無し
どうなっているの?
(大会本部からの封筒はきました)

レース1週間前、まだ、何もきません。
集合場所って新宿だったよな?
で、新宿のどこよ。

やっときたよ。案内の封筒が、火曜日にね。

遅いでしょ。
案内が、火曜日って。

で木曜日にお詫びのメールがきました。

いまさらお詫びされてもね。

近畿日本ツーリストのツアーは、もう使う事はないでしょう。
東京マラソン財団も、ここは2度と使わないで欲しいな。

レースは、30km。制限時間4時間半。
なんとか行けそうですが、今の私は、右膝はまだ治らず、
左足首捻挫、左足親指爪がパカパカともう満身創痍。

歩けるけど、走れるのはほんの少しだけ。
この状態では、ほとんど走る事無く、早歩きだけで関門ギリギリ突破。
ビリ完走。

これしか、ない

かな?

今回は、新しく買ったガーミンを使います。
これでバッテリー切れの心配無しです。



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