カテゴリー「518:ハセツネ」の記事

2013.04.17

ハセツネ30km レース編

東京で開催されるトレイルランニングだが、五日市は遠い。

4時半起床、5時過ぎには自宅を出る。
体がだるくて、とにかく眠い。
青梅線はランナーと山屋さんで一杯だった。

青梅線に乗り換えて、すぐおにぎりを1つ食べたけど
やはりスッキリしない。

マスク無しだと、ここまでテンションが下がるのか。


先日のヤッソリレーから、また右膝が少し痛く感じるように
なっている。
あの固い陸上競技場のトラックは、足には厳しい。
あんな路面で800mダッシュ10本なんて、私には百害あって一利無しだ。

気温は20℃くらいになりそうで、風もあるみたいだ。

下はタイツはやめて短パン。
膝周りにガッチリとテーピング、特に右膝には何重にも貼り付けて
固定して、負担をかけないようにした。

マスク無しなので、サンバイザー。
ザックはサロモン20リットル。


Hase01_toire

トイレは簡易式のものが20くらい設置されていた。

トイレを済ませ、スタート位置へ行くとそこは完走予定5時間の
グループだった。

ほぼ定時にスタート。
スタートのロスは5分ほどで、それほど混雑もなく、スムーズに
走り出していった。


今回のハセツネ30Kでは、渋滞解消の為、刈寄山新ルートが設定された。
今までを知らない私には関係無い情報なのだが、毎回刈寄山への上りに
入る地点で大渋滞になっていて苦情が多かったとの事だ。

しかし、今回も渋滞は発生した。


Hase02_jyutai


スタートからわずか6km地点で採石場の林道を上り切った所からは
ロープを使っての急な崖上りとなっており、当然、そこはランナーが
一人ずつしか上っていけないのだ。

ガーミン910XTの計測によると、

6km タイム11:22.2  高度上昇値111m
7km   タイム50:38.8  高度上昇値225m

Hase03_rope



6kmから7kmに、かけてがこの渋滞での待ち時間とロープを使っての
急な登り区間と思われる。
おそらく20分以上は待っていたのではないかな。

昨年よりのそれよりも酷い、という声も聞こえたかな?


ロープを使う箇所は、短くすぐに終わったけど、暫くは
上りが続くので、追い越しができる状態ではなく
なんとなく渋滞で並んでいた周りの人達と一緒に進んでく感じが
ずっと続いた。

特に制限時間など気にする事もなく、このままのペースでいけば
完走はできるかな〜と考えていた。

伊豆トレイルジャーニーが、70kmというロングトレイルランニング
だったので、30kmならペースも落ちずに行けるだろうと、
楽観的になっていた。

刈寄山から降りていくと、舗装道路になった。

Hase04_hosou


退屈だけど、ここで少しは前に出ようかとずっと走っていたが
徐々に膝にきた。
痛みが出てきて、飛ばせない。
結局は、あまり順位を上げる事ができず、周りのランナーに
あわせて走っていた。

舗装道路では、もっとアドバンテージをとりたかった。


篠窪峠 第2関門
ここが2回目のピークになって、あとは上り下りを繰り返すトレイルになる。

基本下り基調なので、あとは楽だな〜という考えが甘かった。
そのひとつひとつが、急な上りと転び落ちそうな下りの繰り返しで
全然スピードは上げられず、下りの衝撃で膝が悲鳴をあげてきた。

伊豆のときは、こんな事はなかったのに、どうしたんだ。
やはり体調が悪いんだ。

前を走る女性ランナーが、平地と上りは丁度良いペースなのだが、
下りがビビっていて、もたついて遅い。

追い越したいんだけど、路が狭くて危険過ぎた。
また右膝がどうにも痛くって、急な進路変更ができない。
悔しいけど、ずっと女性ランナーについていくしか無い。

もっとリズム良く下りは行くものだよ>お嬢さん!
ここでチンタラしてたら、関門に引っ掛かるでしょ。


Hase05_kudari


体調が良ければ、舗装道路とこの下りでも順位を上げて
いけたと思う。
いつも通りのほぼ最後尾からのスタートだったけど、中盤で
ガシガシ追い越して順位を上げる私の得意パターンが
思うようにいかない。

伊豆トレイルジャーニーでは、1500位から980位くらいまで
順位を上げている。


膝の痛み、苛立ち、マスク無しというハンデ?
どうしても前に進めない。


そして、第3関門到着。

お疲れ様でした。残念ですが、ここでタイムアウトです。

とスタッフに告げられる。

ガ〜ン!!

ま、まさかの関門切り。
タイムアウトとは!

あと5分くらいだったらしい、、。

私の前後のランナーも皆、茫然としている。
ここまで来て、あと5kmなのに、ここから走れば、制限時間6時間30分以内で
ゴールできるのに、な、なんで〜。

見回すと、ほとんどがあの渋滞で近くにいたランナーたちだった。
やはりあそこで少しでも前に出ていないと、その後は順位をあげることは
難しいようだ。

自分には、そのチャンスはあったし、いつものペースなら中盤で
追い上げているのだけど、膝の具合が悪いのとマスク無しでの
テンションが下がっていることもあり、巻き返しが出来なかった。


第3関門付近を見ると、昔よく来た場所だった。

嗚呼、ここはセローでよく走っていた盆堀林道ではないか。
ここにセローをとめてストーブで湯を沸かしてコーヒーを飲んで
一服したり、今熊山へ登ったりしていた。

都内では貴重なダート林道だったので、何十回とここは走りに来ていた。

しかし遂に舗装されてしまった。
まったくつまらない舗装林道になってしまい、セローで行く事はなくなった。

その思い出深い盆堀林道で、タイムアウトを宣告されるとは、、。
私は、大きく落胆した。


関門アウトとなったランナーは、集団となりスタッフの先導で
歩いてコースを辿り、ゴール地点まで行軍していった。

過去にリタイアしたランナーは、自由に戻るようにしたところ、
道に迷ってしまい、あやうく遭難する直前までいったランナーがいた
ということで個別での解散はできなくなった。
怪我などで歩けない人を除き、全員での移動だ。

皆の背中が寂しい。
足取りは重い。

後方から聞こえてくる誰かの熊鈴が、
風に虚しく
リンと鳴る。


歩いてフィニッシュゲートをくぐった。
振り返るとタイムは、6時間37分だった。


第3関門でのチップ回収と、集って出発するまでの待ち時間を考慮すると
ゆっくり走っても制限時間内にはゴールできたのではないだろうか。
残念だけど、関門時間はルールだからしょうがない。


Hase06_finish

普通のランナーであれば、これを失敗レースと呼び、反省して
またトレーニングして、きっと来年はリベンジしますよ、
という記事になるのかもしれない。

私は違う。

私は記録を伸ばす為に走っているわけではない。
これまでのレース記録も正確には覚えていない。
過ぎたレースの記録などどうでもいい。

記録を作るのではなく、記憶に残るレースがしたい。

それが私の本望だ。

だから、今回のハセツネ30kmは、良いレースだった。
記憶に残るレースが、またひとつできた。


ハセツネは仮装禁止のレース。
問合せしても返事がもらえないレース。
まだ自分には厳しいレース。

何よりマスクマンが参戦できないレースなのだ。

だからハセツネには、もう参戦することはない。

さらば、ハセツネ。
ありがとう、ハセツネ。


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2013.04.15

ハセツネ30km 準備編

ハセツネ 
日本山岳耐久レース 通称、長谷川恒男CUPから
ハセツネと呼ばれている。

長谷川恒男さんといえば、アイガー北壁冬季単独初登攀で
有名な登山家である。

ハセツネが他のトレイルランニングレースと違うのは
基本的にエイドでの補給が無しということ。

だからランナーは、自分が必要とする水・食料・その他装備一式を
ザックに入れて走らなければいけない。

本当の意味での、山岳レースということが言える
トレイルランニングなのだ。

というわけで、そのハセツネ本戦の70kmではなくて
より間口を広げて開催されているハセツネ30kmに参戦することにした。


山岳保険に加入しなければいけない。
パンフレットに記載されていたJRO日本山岳救助機構に加入した。
インターネットからの簡単申込みでOK。

http://www.sangakujro.com/

送られてきた会員証は、なんと今時、紙 であった。
これを持って山へ行くのか?

雨や雪も多い山へ行くのに、会員証が紙とはね。



Jro




途中での補給が一切ないハセツネ。
いったい水・食料はどれだけ持てばいいのだろうか?



Mizu15l




Mizu2l




レギュレーションによれば、1.5リットル以上、と2リットル以上と
いう異なる表記があり、どっちが正しいのか不明である。




Kasoukinshi




また、仮装やヘッドホン、犬の伴走は禁止します。

とも記載がある。


マスクマンランナーとして致命的なレギュレーションではないか。


水の量とマスク可能かについて、オフィシャルサイトへ問合せを
行ったが、レース当日まで回答はきていない。

これまで色んなレースで疑問点などを問合せフォームから送信しているが、
まったく回答を頂けなかったのは、ハセツネが初めてである。
完全に無視されているようだ。

なお、この記事をレースの翌日に書いているけど、いまだに返事はない。

自己責任を強く主張している山岳レースであるが、問合せに対する
責任は山とは関係ないから、完全無視でも関係ないということなのか?


レースでは、仮装ランナーはいなかった。犬の伴走もなかった。

しかしヘッドホンをつけて走っているランナーは何人か見かけた。
コース脇で立ち小便しているランナーも何人か見かけた。
個人のモラルにより、大会の意思はぶち壊される。


私は、結局質問に対する回答をいただく事がレース前日までなかったので、
トレイルランニングでは、初のスッピンで参戦。

水は、1.5リットルをハイドレーションに入れ、0.5リットルのペットボトルの
合計2リットルをスタート時に持つ事にした。

マスク無しというだけで、既にやる気はなく、テンションは下がり放しなわけで、
レースに臨んだ。


迷った挙げ句、今回のシューズは、サロモン
Salomon XR CROSSMAX GUIDANCEで行く事にした。




Hasetsunehokyuu

用意した食料、これにあとは水 か


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