飯士山 いいじやま 登山 コースは
飯士山(いいじやま)は、新潟県越後湯沢駅から山頂まで
登る事が出来る、駅近な山である。
標高は、1111.8mと高くないので、ほとんど現在本屋で
売られている登山ガイドブックなどには、載っていない。
『ハイグレードハイキング』(山と渓谷社)、『関越道の山』(実業の友社)
に出ていたが、両著共絶版でかつ昭文社の登山地図には記載がない。
しかし、低い山だからって、ガイドが不要って程、簡単な
山ではないのだ。
私が登ったコースは、越後湯沢駅を東口に降りて、そのまま
真っ直ぐ東へ進む。
高速道路にぶちあたるまで進むと、T字看板で左方向
神弁橋の表示があるので、左へ進む。
高速をくぐり細い道を進んでいくと、鮎釣りを楽しむ人達が
いる川を渡る、小さな神弁橋に着く。
橋を渡って、すぐ登山口の道標が斜めって立っている。
えっ、本当にここか?
と思う程、登山口付近は、夏の草で覆われていて、ほとんど
土地の路面が見えない状態となっていた。
草をかき分けかき分け、慎重に足を運んでいく。
しばらくすると、小さな橋があり、そこを渡ると自分のきた道が
正しかったわかるくらいに、はっきりと地面が確認できた。
もうずっとこのルートを登った人はいないようで、足跡もなければ
草は伸び放題で、ランニングパンツの私の太ももは、草で
ひっかかれて、むず痒い状態だ。
落ちている木の枝をもって、草をかきわけ、蜘蛛の巣をはらい
ながら進んでいく。
急な登りが続く。
トラロープが要所要所に、設置されているので
両手両足をフルに使って登っていく。
手袋をしてきて良かった。
飯士山 神弁橋のコースは、危険な程の急勾配なので
下りは禁止されているということだ。
しかし、途中そのような注意書きなどは、いっさい見当たらなかった。
別のコースで、飯士山へ登った人が、この神弁橋コースで
降りてきてしまう可能性はあると思う。
ほとんど登る人もいないから、事故も無く、看板や表示は
斜めっていたり、地面に落ちていたり、と荒れ放題だ。
ピークに達すると、下に湯沢の町がみえる。
周りの山々も広がっていて、とても気持ちが良い。
ここからは、アップダウンを繰り返しながら、さらに飯士山
の山頂へむけて進んでいく。
岩場も少しだけあった。
突然道がなくなって、岩にぶつかっている。
いったい、ここはどう進むのだ?
もしかして道を間違えたのか?
岩に直接、矢印が書かれていたので、その心配は
すぐに消えた。
少しだけだけど、この岩場を乗り越える所は、本格的な
登山ルートを辿っているみたいで、興奮した。
一人だけの岩のルートは、足場がしっかりしているとはいえ
滑って落ちたら、そのまま遭難にも繋がる可能性がある。
なんせお盆休みまっただ中であっても、誰も登って来ないのだから。
山頂到着。
越後湯沢駅の東口から、1時間40分かかった。
暑くて、たくさんドリンクを消費した。
スタートでは、500のペットボトル2本に、1本は満タン、もう1本は
6割りくらいだった。
残りは200cc程しか無い。
腹は減っていないが、念のため、ジェルを一つ摂っておく。
下りは、広く見える岩原スキー場のゲレンデをだらだらと行く。
私は、スキーをやったことがないので、リフトを間近で観る事が
珍しく、しばらく頂上のリフト降り場?をうろうろしてから
雪の無い、ゲレンデを下った。
あっと言う間に下に着いた。
早速自販機でドリンク補充。
これから登る二人組のおじさんも、自販機何本もドリンクを
買っていた。
飯士山登山下山では、誰にも会う事はなく終わった。
唯一、これからかな?
と思われたのが、岩原スキー場の登山口であった二人だけだった。
岩原スキー場から、下の道路におり、走って再び越後湯沢駅へ。
トータル3時間のトレイルランニング終了。
沢山汗をかいた。
越後湯沢駅のお土産屋さんがならぶ、CoCoLo湯沢の奥にある
温泉につかって、足を伸ばす。 800円。
お土産を買って、ふたたび青春18切符で長岡へ。
ここで妻の両親が長岡駅まで迎えにきてくれた。
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